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FTO・侵害分析

自社製品・サービスが生きている権利を侵害しないか(自由実施)を確認します。

いつ使うか

FTO (Freedom to Operate) は 現時点で生きている権利(存続・登録)のみを対象とします。対象は自社製品・工程の構成要素であり、比較単位は 独立クレーム (claim 1) です。

先行技術調査が「過去の資料を集める」のに対し、FTO は「いま生きた権利網に自分が引っかかるか」を問います。時点・フィルタ・解釈のすべてが異なります。

紛らわしい業務との比較

区分FTO先行技術調査無効資料調査
目的自由実施可能性新規性・進歩性チェック他者の登録特許を無効化
時点現在生きている権利自分の発明の優先日以前ターゲット特許の優先日以前
対象自社製品/工程自分の発明ターゲット特許のクレーム
比較単位独立クレーム(構成要素一対一)クレーム・アブストラクトの類似度クレーム構成要素の分解

推奨 LLM プロンプトパターン

以下のパターンをそのまま使うか、自分の案件に合わせて変数だけ差し替えて LLM に送ってください。各プロンプトの下に LLM が内部的に呼び出す FindIP ツールを併記しています。

1. 基本パターン — 自社製品仕様 → 侵害リスク権利

Prompt

「次の製品仕様について、韓国・米国で現在登録状態かつ満了していない特許のうち、侵害リスクが最も高い 10 件を見つけ、各特許のクレーム 1 を製品構成要素と一対一で対比して。製品仕様

呼び出しツール: search_patents(country_codes=["KR","US"])get_patent_details(sections="claims,legal_status") (生きた権利のみフィルタ)

2. 特定競合の権利を優先検討

Prompt

「Apple Inc. が韓国・米国で保有する登録・存続中のワイヤレス充電関連特許のうち、自社製品 (Qi 5W・15W デュアル) への侵害リスクがある 5 件を選んで」

呼び出しツール: applicant_resolve("Apple Inc.")search_patents(applicant_entity_ids=[...], country_codes=["KR","US"])

3. 権利回避設計候補の導出

Prompt

「上で挙がった侵害リスク特許 1 件のクレーム 1 を回避するため、変更可能な構成要素の候補を 3 つ提案し、各回避設計が他の引用文献に抵触しないかを再検索して」

呼び出しツール: get_patent_detailssearch_patents (回避案を再検索)

4. ライセンス交渉用カウンター資料

Prompt

「Company X が当社に侵害主張してきた特許 (KR1012345B1) について、同分野で当社が保有するカウンター権利(逆に Company X が侵害している可能性)候補を 5 件見つけて」

呼び出しツール: get_patent_detailssearch_patents(applicant_entity_ids=[自社])

結果の読み方

  1. 法的状態の確認は必須。満了・無効・取下げ・放棄された権利は FTO の対象外です。検索結果の legal_status フィールドを必ず確認してください。

  2. 侵害判断は、独立クレームのすべての構成要素が自社製品に含まれて初めて成立します (All Elements Rule)。一部一致では侵害になりません。

  3. 均等論 (Doctrine of Equivalents)・間接侵害まで見るには、LLM に明示的に依頼してください。

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